音楽について⑯。
- 2016年07月24日
- カテゴリー:ブログ
こんばんは。ギター教室「gulien」の太田です。
宮崎台から通って頂いている生徒さんのストラトキャスターのネックが……………!!!!
………………ええ、勿論壊れたワケじゃないですよ。というか直している過程、ネック調整です(笑)。
いつもは教室のストラトキャスター(FENDER JAPAN)を使われているのですが、前回のレッスン時にご自分のギターをお持ちになり「ちょっと見て欲しいんです。」と相談されました。
弾かせて頂いたのですが、12フレットまででビビリ・音づまりが目立ち、チョーキングすると完全にデッドに……………順反りですね。
この日は一度お預かりして、後日まとまった空き時間にじっくり向き合ってみました。
よし。先ずはロッド調整!!ビンテージタイプはネックを外さないとトラスロッドが回せないので厄介!!
調整後も、ネックを戻してチューニングして加減がイマイチならまたネジ回してネック外しての繰り返し……………僕のストラトもこのタイプで、サクッと出来た試しが無いのでお預かりしました。
ロッド調整後、弦高調整。下げ過ぎているようでしたのでサドルを上げて、それでもビリつきが気になる…………色々見てみるとトレモロがフローティング状態である事に気付きました(僕のストラト3本は全てベタ付きなので中々気付きませんでした…………)。角度がつき過ぎているようでしたので、支店のネジを緩めてボディ裏のバネの張力を上げてボディーと水平にしました。
出来ることは全てやった…………。コレ以上は工房にリペアに出さないと無理かな………。(フレットの浮きが見られる場所があったり、ネックもねじれているような気がするし。)ということでセットアップ取り敢えず完了!!!
本日取りに来られて、弾いて頂いたところ「バッチリですね。」と満足して頂けました!!
……………良かった〜!!!!正直ホッとしました…………。
セットアップしてみて気付いた点を幾つかご説明して、改善の為にはリペアに出さないと僕には直せない旨をお伝えしたところ、「いえ、コレで十分です。ありがとうございました。」と言って頂けたので、お役に立てたようで安心しました。
ギターの状態は練習のテンションを大きく作用します。健康と同じで不調が治ると気分も良くなって更に頑張れるし、何より鳴りが良いと気持ちいい!!!!
これでまた、相棒と共に良い時間を過ごして頂けると思います。頑張って下さい!!!
今回は珍しくギターのうんちくを述べてみました………………。
この手の内容はもっともっと専門的で詳しい方のブログが沢山ありますので、僕なんかがご紹介する事ではないのですが、「たまには良いかな?」と思い、出しゃばりました………スミマセン。(2時間くらい格闘したので、「書いちゃおうかな〜」という気持ちに勝てませんでした。)
次回からまた、グリエンならではの話を投稿させて頂きます……………。