音楽について㉘。

  • 2016年11月15日
  • カテゴリー:ブログ

こんばんは。東急田園都市線梶が谷駅ギター教室「gulien」の太田です。

本日は「音楽について」です。

寒暖差の激しい気候が続いておりますが、皆さんは体調を崩されたりしていないでしょうか?
僕は今月に入ってすぐに風邪気味になってしまい、先日やっと元に戻りました…………。大学生に気軽に話しかけてもらえない(前回・前々回の投稿参照)し、熱は出ない程度の風邪が一週間以上完治しないし…………………年ですね!!!!認めるしか無いようですね!(認めたくはありませんが!!)

皆さんもお忙しいとは思いますが、くれぐれもお身体にはお気をつけ下さい。

さて、そんな11月。お忙しい中、通って頂いている社会人の生徒さんのレッスンのエピソードをご紹介致します。

高橋優の「福笑い」という曲を練習されているのですが、コードも全部覚え終わって、止まらずにフルコーラス弾けるようになったので、一番美味しいグルーヴの練習に入りました。
独学でギターを続けていると、つい、コードやTAB譜を覚えて、それを弾けるようになる事を最終目標に設定しがちですが、それを最終目標に設定しているうちは、それさえも中々思うように弾けるようにはならないものです。着目すべきは、その先!!その曲の持つグルーヴを理解し、感じ、それを体現しようとする事こそが重要なのです!!

そんなワケで、目には見えない扉の向こう側にあるグルーヴを感じられる領域に至るべく、しばらく格闘。扉の向こう側に片足を踏み入れる事に成功したご様子でしたが、そこで力尽きてしまわれたようでしたので、一度、頭で理解して頂く為に説明に入りました。

いつものように例えます。その方は仕事に置き換えて例えると一番しっくりくるようですので、今回も仕事(あくまで僕がこれまでに経験し理解した範疇ではありますが……………)に例えてご説明させて頂きました。

「仕事でも、相性の良い人と一緒の現場での時間は集中状態に入りやすく、そんな時は次にやるべき事は既に見えている状態が続き、淀みなく作業が進む好循環が生まれますよね。それは、グルーヴしているからです!!楽器を弾くことが好きな人は、多分、その状態に入りハイになる事を、扉の向こう側に行く楽しみを知っているのだと思います。…………………仕事でも、業務内容を覚えてただ漫然とこなすよりも、グルーブしている、或いはより良くしようとしている人の方が素敵じゃないですか!?」

『………………………………(何回も頷き続ける)………………………なるほど…………(ウンウン)……。』

「ど、どうしました(笑)!?」

『いや、なんて言うか……………………今、色んな事が合致しました(笑)!!!!!』
———————『合致』(爆笑)!!!!!…………きっと、お仕事の面でも色々と思うことがあったのでしょうね(笑)。

これは僕の持論ですが、楽器に取り組む中で、努力したり挫けたり、知らず知らず限界を突破していたり、一喜一憂したりする時間の中で積み重ねた精神や、考え方などは色々な物事に通じていると思っております(ま、何でもそうですけどね………………(笑))。

『楽器をやって、こんな事まで考えるとは思ってなかったです。すごいですね~(笑)。なんかスッキリしました!!』と、仰っていましたので、グリエンでの時間がリフレッシュのお役に立てているようで嬉しかったです。

お帰りの際、こんな事も仰っていました。
『レッスンの帰りは、梶ケ谷の景色を眺めながら、全てのものに感謝するような気持ちで電車に乗るこの感じは何なんですかね(笑)?』

–––––––––(爆笑)!!!!………………いや、それに関しては何なんですかね(笑)!?もはやソレは「禅の世界」ですよ(笑)。寺で修行した帰りじゃないですか(笑)!?

 

勢い余ってとんでもない境地にたどり着いてしまわれる事もありますが、これからも皆さんにとってグリエンでの時間がリフレッシュ出来て、価値あるものにして頂けるよう努めるのに、とても励みになるお言葉を頂きました!!!!