音楽について㊶。

  • 2017年02月12日
  • カテゴリー:ブログ

こんばんは。東急田園都市線梶が谷駅ギター教室「gulien」の太田です。

本日は、「音楽について」です。

最近、「可能性」という事について考えさせられる(…………………というより、ソレを増やす為に転機となる瞬間を見落とさない事の重要性を、今まで以上に感じる)事が多くなっているような気がします。

好きな曲を課題曲にチョイスした時の生徒さんの前傾姿勢の角度(笑)は、僕が想像するよりも何割か増しで鋭角になっておられます。

例えば、「子どもと一緒に歌ったり演奏したり出来たらイイな……………」と、お子さんが好きな仮面ライダーの主題歌や<夢を叶えてドラえもん>を練習されていた生徒さんは、言い難そうに「先生、ドラえもんはまだ未完成なんですが、やりたい曲があるんです………」と勇気を出して相談して下さいました。

<至高の人生>(椎名林檎)という曲で、キー(コレによって出てくるコードの難易度が関係してきます)・リズム・現在のご自身の技術を考慮した結果、「やっちゃいましょう!!今なら出来ますよ!!」と決断。
『…………ホントですか?』と怯んでおられましたが、いざ、初めてみるとその日の内にグイグイ来られて、『出来そうな気がしてきました!!』と帰って行かれて、2回めのレッスンでは『電車の中でも聴きながらコードを思い浮かべてシュミレーションしてるんです!』と仰るだけあって、中々の進み具合ではありませんか!?あと数回のレッスンでノリノリで弾き語る姿が僕には見えております。

また、無口で大人しい小6女子生徒。
初めて習う楽器がギターという条件でグリエンでギターを初めてくれましたが、前半は中々ペースがつかめず(マンツーマンで大人と向き合うプレッシャーに慣れる事や、練習の習慣化には個人差はあれど時間がかかるものですので……………)、決して楽しそうには見えなかったのですが、<キセキ>(Greeen)に取り組み始めた頃からそのペースを掴み、最近では基礎練習も真剣に取り組んでくれるようになってくれました。

普段、僕から質問しない限り、決して自分のことを話さない彼女に「もうすぐ卒業だね。卒業式の歌の練習は何て曲をやっているの?」と尋ねてみると、『こないだまでは<3月9日>(レミオロメン)だったけど、今は<風になる>(つじあやの)をやってる。』と、返って来ました。

キターーーーーーーーーーーー!!!!!………………………<キセキ>と同じキーCの曲じゃないですか!!!!

「この曲は好きかい?間違いなく出来るんだけど、長い間キセキやっているし、卒業式までコレやってみるかい?」と聞いてみたところ、嬉しそうに頷き、グイグイ弾いていました(笑)。

学校にギターがあるそうなので、頑張って習得して学校で弾いて欲しいです。普段、無口な女子が、いきなりギター弾いてみせたら、みんなブッたまげるでしょうね!?それが出来たら、超カッコイイですよ!!!!マジで!!
お二人共、好きな曲が頑張れば手の届くところにある事を知り、以前よりも明らかに力強く前進されています。
そんな時が来る日まで、続けて積み重ねて頂いたからこそ、手の届くところまで来られたワケです。

お母さんの生徒さんに希望を切り出して頂いたり、無口な小6女子に色々質問をぶつけてみて本当に良かった…………………。

可能性というものは、普段は意識していなくても、意外と少しのキッカケで加速度的に広がるものだという事を、教えて頂いたエピソードでした。
大切なのは、それを見落とさない事。

グリエンは皆さんの可能性の転機を見落とさぬよう、目を光らせておりますよ!!!!