音楽について52。

こんばんは。ギター教室「gulien」の太田です。

本日は「音楽について」です。

前回の投稿でいつものウクレレ少年の動画をご紹介しましたが、沢山の方に観て頂けているようで、ありがとうございます。
また、彼の頑張る姿を微笑ましく見守って下さる大人の生徒さんにとっても、良い刺激になっているようでとても嬉しく思います。

さて、そんなわけで本日は大人の生徒さんのエピソードを綴りたいと思います。

年末、忘年会の二次会と称して、いつものバーに連れて行かれて梶ケ谷の奇人に徹底的に追い込まれていたエリート新社会人の青年。
前々回のレッスンで『ダメですね。正直、通っていればOKってモチベーションなんですよね………………よし！来週までに宿題出来るようにして来ます。で、先生のOKが出たら新しいギター買います（ご自宅の押入れにギターがあったから、という動機で始められていたので………………）！！』発言をされました。

———————————さすが、優秀な人は己を知り、不都合な現実を受け入れ、具体的な打開策を提案出来るようだ…………………だが、少々気負い過ぎですな。軌道修正には、もう一歩手前の具体的な行動が不可欠ですぞ……………………。

という事で、一週間毎日必ず１０分で良いから練習する事を提案しました。

前回のレッスンが始まる時に『先生に言われた通りやってみたんですけど、ヤッパリ１０分じゃ足りないようでした……………』と仰っていました。ですが、レッスン中に扉を開き、「OH——–!!YES!!!!」と僕が言う度に、笑える心の余裕が出てきたようで、楽しそうに一生懸命弾いておられました。

そうなれた理由は簡単です。
僕には出来ない理由が見えておりますので、解決の為の具体的な練習方法を提示して、その積み重ねが、ある一定量に達した時点で次のキッカケを与えた事により解決に向かって溢れ出したのです。レッスンとはそういうものです。

彼が新しい相棒と出会う日はそう遠くないようです（笑）！！
また、別の生徒さん。
以前、業務委託契約を請け負っていた教室の時の生徒さんで、伊豆に単身赴任する事が決まって退会されてしまいました。
それから３年………………。バンドを組まれたそうで、レッスンを再開する必要に迫られ、前の教室のHPを見たけど『太田がいない！！』と、インターネットで探しまくった末、なんとか当教室を見付けて下さったようでした（笑）。

こちらの生徒さんは既にTAb譜を覚えられていたので、後は早く弾けるようになるだけです。曲に合わせて弾いて頂きましたが、案の定、基礎に難ありでしたので一旦「ギターを弾くとは？」という事を理解するところに立ち返って頂きました。
すると、『オレ、こんな事も知らないで、よくこんなの覚えられたな〜（笑）。』と、早くも芯を食った感想を仰ってました。

でも、その積み重ねをして頂いていたからこそ、レッスンの的が絞れているのです。

『先生がまだ、教える仕事を続けてくれて良かったですよ。』と仰ってくださいましたが、こちらこそ、わざわざ僕を探して下さった事を本当に嬉しく思います！！

一緒に、なんとかライブには間に合わせましょう！！（アイキャッチ画像は独立祝いに下さったモエシャンです）

 

お忙しい社会人の方が楽器を続ける事自体、簡単ではないと重々承知しております。
だからこそ、グリエンに通って下さっている方には、沢山の実感と喜びを感じて頂きたいと日々努力しておりますが、その励みになるエピソードでした！！！！