音楽について58。
- 2017年07月15日
- カテゴリー:ブログ
こんばんは。「gulien」の太田です。
本日も先日の「森のBOUSAIフェス」について振り返りたいと思います。
前回の投稿では、30分ウクレレ体験について綴りましたが、今回はこのイベントにおいてもう一つの出し物、「guliens live!!」について触れたいと思います。
僕の歌唱力は壊滅的ですので、歌い手とギター伴奏のデュオ編成で。
久しぶりの演奏という事で、気合を入れて練習して臨んだつもりしたが、案の定、緊張してしまい(特に午前の部は)指が思うように動かず歯がゆい思いをしました………………しかし!!それも計算の内。イイ格好しようとして失敗して凹む程若くはないのですよ(笑)。
自分のチキンハートも演奏の未熟さも、ありのまま受け入れて、目的は一つに絞りました。「目の前の人のHAPPYの為に、その時持ち合わせているモノを出来る限り用いて努力する事だけ」コレです。
というワケで、兎にも角にも集中!!笑顔で弾くとか、ロックバンドでライブしていた頃のようなmcやステージングは全て放棄!!
そんな余裕一切ゼロの大人を眺める少年。本ブログでも何度か登場してもらっている小4エレキ少年(とその弟さん)です。あ、因みに歌っているのは妻です(笑)。
この日、猛暑の中、午前と午後併せて20人以上の生徒さん(親御さんやご家族を合わせると30人くらい)が来て下さいました。
ご来場下さった皆様、本当にありがとうございました。
お陰様で本当にいい勉強をさせて頂きました。
普段、レッスンプロをしておりますので、それに関しては自信を持っておりますが、1プレーヤーになると本番でのパフォーマンスが著しく低下する点や、そんな中でもメンタルを強く保ちながらベストを尽くすという貴重な経験をさせて頂きました。
自分的には全く納得出来ない演奏でしたが、それでも、午前の部が終わって2時間くらい空いてからの午後の部も両方を見てくださった方もいらっしゃって、「マジか…………こんな暑い中をわざわざ………………」と自分の不甲斐なさを悔いる以上に、「次こそは!!」と奮起するキッカケになりました。
自分以外の人の思いは、それを受止めた時、限界を超える大きな手助けとなる。と信じていつもレッスンに取り組んでおりますが、今回は逆に皆様からそれを授かりました。本当にありがたく思っております。
午後の部で最後に演奏した短い動画を送って頂いたので、ご紹介させて頂きます。
首から手ぬぐい下げて、なんかもう………………キャッチャー感がまるでないじゃないですか!!音ちっちゃいし!!(屋外での使用に耐えうるアンプを買わなくちゃ……………)バンドじゃなくて自分含めて二人しか居ないとここまで萎縮するんかチキショ–––––––––!!
まあ、いいや。
この日、緊張してパフォーマンスを落とす事は分かっていたのに生徒さんにお声がけさせて頂いたのも、今回、本ブログに動画を載せたのも理由があります。「普段、偉そうに講釈をタレているだけだから、イイ所も悪い所もコレを機に興味のある方には見てもらって、何かしらリアルなものを感じて頂こう!!」と思ったからです。
実は、イベントの終わりの合図として最後に2曲くらい閉会直前に演って欲しいと任務を仰せつかりましたので、この日は3回出演させて頂きましたが、最後はスタッフさんもお店から出てきて頂いて、皆さん手を叩いて歌って下さいました。
その光景を見ながら弾いている最中、「色々あったけど、音楽をやって来られて本当に良かった………………。」と、しみじみと感じました。
そう思えたのも、今回のイベントにお誘い頂いたラ・ポルテのオーナー片岡さんや、梶ケ谷クリニックの羽生院長、一緒にイベント参加されたフィオーレの森のテナントさんや、これまで僕を支えて下さった生徒さんとのご縁があってのものと、心から深く感謝しております。
音楽や楽器を続ける事は簡単ではありませんが、それを続けられたら、その時その場所に居合わせた仲間達と非常に価値のある時間を共有することが出来ます。
人生の中の限られた時間を突発的に濃厚にするその爆発力こそが音楽の最大の魅力だと僕は思います。
今回のイベントでその事を改めて実感させて頂きました。
グリエンに通って下さっている生徒さん方にも、大なり小なり同じような喜びを感じて頂く事が僕の最大の望みであり、グリエンの存在意義ですので、その為に暑さにも負けず燃えていきます!!!!!