音楽について63。

  • 2017年08月24日
  • カテゴリー:ブログ

こんばんは。「gulien」の太田です。

本日は「音楽について」です。

皆さん!!「基礎練」やってますか!?…………………………のっけから生徒さんからのブーイングが聞こえてくるようですが、最近のレッスンで特に注意している事ですので、聞こえないふりをカマして続けたいと思います。
(とは言っても、細かい練習方法や注意点等のウンチクではありませんので、ご安心下さい(笑)。)

何を注意しているのか?それは、そのレッスン内でそれに取り組む量や、お一人お一人のメンタルを配慮出来ているかどうか?です。

習熟度や改善点をより分かりやすく説明したり、次のステップの具体的な課題を提示する事は、以前から眼光鋭く観察し、綿密に練り上げていたつもりではおりましたが、つい、熱くなってしまい生徒さんの心が軋む音が聞こえなくなってしまったりする事があり、その日のレッスン終了後は猛省するワケです………………………いくら美味しい料理を作っても、お腹いっぱいの方にお出しするのは違いますもんね……………………。

生徒さんの年齢・楽器経験・練習量・性格・考え方・ライフサイクル・レッスンに求めるものetcは様々。

グリエンで初めてウクレレやギターを始めた小中学生は、完全に受け身なので、僕が彼らと一緒に楽しみながらレッスンを進めてさえいれば、『え?コレーーー(←基礎練故、タイトルがないので「コレ」になります)?(笑)』とか『この早さは出来るけど、遅くなると出来ないんだよな〜………』とか言いながら、純粋に楽器を操る事だけに専念してくれます(笑)。

それに取り組むか否かで、今後の可能性が大きく変わってくる事は絶対の事実ですので、ソレしか出来ないうちは下手にインプットを増やすよりも、吸収する力やアウトプットする力を身につけてもらった方が遥かに彼らのギター(ウクレレ)ライフにとって価値があると信じてたっぷり時間をかけます。あとは、その時間を楽しくする事が出来れば、all OK!! みんな幸せ!!となるワケです。

但し、大人の生徒さんは配慮すべき点はソレだけじゃダメなんですよね………………。

「smoke on the water」(DEEP PURPLE)のギターソロに取り組まれている50代の社会人の男性。
単身赴任先の伊豆からお越し下さっているので、「そんな大変な距離をご足労下さっているのだから、ただ楽しいだけではいけない!!必ず、弾けるようになって頂かなくては!!」と、ROCK魂を一切排除したクールに弾けるようになるトレーニングを積み重ねて参りましたが、『だって、つまんないんだもーーーん!!』と一蹴されてしまいました(笑)。

—————————————いい大人が『だって、つまんないんだもーーーん!!』とは…………………それ程、基礎練はメンタルに負荷がかかるって事ですな……………。

それでも、実際のソロを弾いた後で『左手が不自由なんです………』と仰っていたので、そう実感した今がその時!!と、「その自由を手に入れる為のトレーニングが必要ですね。基礎練で自由の翼を手に入れましょう!!」とイイ感じにお後がよろしくなりました(笑)。

方法論の是非と同じくらいタイミングが重要なのです…………。

「自由の翼を手に入れる」………………中2臭くて何かとても素敵な言葉ですね(笑)!!想像しただけでワクワクします。

 
僕は普段、独学とは決定的に違うレッスン内容を追求しておりますが、いつも様々な視点を生徒さんとのレッスンで気付かせて頂いております。
ストイックに追求する事と同じくらい、「楽しい」という純粋な感情も大切にしていかなくてはいけなくて、それには更に成長が必要であるようですので、自由の翼を手に入れられる強さを持てるよう精進致します!!!!