音楽について73。
- 2017年11月17日
- カテゴリー:ブログ
こんばんは。「gulien」の太田です。
本日は「音楽について。」です。
みなさん、やりたい事をやっていますか!?……………………………何を急に。太田め、ついにイカれたか?と思わないで下さいね(笑)。
(「やりたい事をやる事こそが最高の自己実現であり、ソレこそが生きる意味だ!!」なんて勢いにあふれた若き妄想は、上京して東京の荒波に粉々に砕かれ、からっ風に吹かれてどっか行っちまいましたよ………………。)
最近、色んな生徒さんに同じことをテーマにお伝えしていることがありますので、本日はその事について大真面目に綴りたいと思います。
それは、リズムや運指・押弦する場所等のフィジカル面で意識する事(やらなければならない事)と、弾く内容をイメージする事(やりたい事)は別物であり、楽器を弾いている時はその両方を可能な限り意識&イメージして居なければならないという事です。
そもそも「演奏」とは「イメージを楽器を使って体現する事」であり、「練習」とは「イメージと現実のギャップを埋めていく為に練って習得する事」だと思います。
となれば、やらなければならない事(押弦する場所や、どの弦を弾くか)だけを意識して繰り返す、イメージ無き作業は練習とは言いません。その先にあるのは「慣れ」ってやつです。「習得」とは完全に別物です。テンポやビートが変わったらとたんに出来なくなります。これでは「練習」とはいえません。
そして、「練習」においてもう一つ大切なことは、「習得する力そのものをUPさせる」という事です。
楽器歴に伴い増えていく情報を処理する能力も、同時に伸ばしていく事が重要なのです。理解して吸収し、アウトプットする力。単純にフィジカル面の安定した基礎力は必須ですが、ここでも先ずイメージして、その内容を体現しようとする癖が有るか無いかでその成果(上達度)は大きく変わってきます。
上達するポイントは、情報や練習時間・キャリアなどの足し算ではなく、それらとイメージを体現する力の掛け算であるという事を知っておくこと、練習がマストのギター・ウクレレライフにとって、それはとても有意義な事であると信じています。
宣言通り、大真面目に綴ってみましたが、コレじゃまたクレームもんですね…………………(笑)。
要するに「やりたい事やってますか!?」なんです。やりたい事を見失ったまま、やらなければならない事を反復するよりもソレをイメージしながら練習した方が楽しいに決まってます。ついでに格段に上達します。掛け算ですから。
本日も生徒さんにこのような説明をしたところ、『それだ!!今わかりました!私の課題ですね!!』と仰っておられました。
————————————むむ……………。このカンジはギターの事ではなく、お仕事やプライベートなどの「今の自分」という人間的な成長について言っているような気がする……………………。
『先生はやりたい事分かってますか!?出来ていますか!?』とグイグイ来られて答えに窮しました(笑)。
演奏面でもまだまだ未熟でそれをイメージして体現することだけでも手一杯で、見えている範囲内で人間としてやらなければならない事を実行する事に追われる日々…………………………人間としてやりたい事は風に飛ばされたままのような気が……………………。
北風が強くなる季節ですが、それを探す心の旅支度でもしてみますかね(笑)。