音楽について86。

  • 2018年03月20日
  • カテゴリー:ブログ

本日は「音楽について。」です。

3月といえば卒業(卒園)の時期ですね。
グリエンに通って頂いている保育士の生徒さんも2名ほど卒園式(お別れ会?)でウクレレを弾いてくださるようでお二人とも気合い入ってます(笑)。他にも大学4年生のエレキの生徒さんは卒業ライブなるもので3つバンドを掛け持ちして10曲演ったり(売れっ子ですね(笑))、グリエン慰問楽団でお邪魔した介護施設で働かれている生徒さんが、今度はご自分一人でレクリエーションでアコギを弾かれたり、皆さん熱いです!!

そんないつもより緊張感高め(?)な最近、思うところがありましたので本日はその事について綴たいと思います。

先の介護施設で働かれていて今月のレクリエーションでアコギを弾かれる生徒さん。
今回は一人で童謡などを6曲弾かなければならないのですが、4/4拍子ばかりではないのでそれなりに大変で、2/4拍子・3/4拍子・6/8拍子・スウィング気味の4/4拍子と内容は盛り沢山。

本番まで3週間を切った前々回のレッスンでようやく全ての曲をひと通りレッスンしたのですが、正直僕はかなり焦っていました………………………何故なら、こうも拍子がバラバラの曲達だと1回のレッスンで取り上げられるのはせいぜい2曲。社会人でお仕事が忙しい中、ギターの練習に費やせる時間は限られる事を鑑みると、復習で拍子の違いを自分なりに理解しておいて頂いて、残りの時間は確認だけすれば良い状態でないと詰めの作業に入れず、本番前の最後のレッスンで「後は神に祈りましょう。」と送り出すことになってしまう事が予想されたからです。

レッスン中も本ブログでも何度もお伝えしておりますが、コードやtab譜に気を取られ過ぎてはいけないのです。逆に言えばそれは「押さえる場所が分かれば何とかなる。」と音楽とは関係ない所で停滞してしまう危険性があります。残り時間を考えるとそんな事している暇はない!!ここからは練習の着眼点を決してズラして欲しくない!!……………という訳で、口頭や文字だけではなく練習動画(Youtubeによくある解説動画)をスマホで録画して頂くことにしました。

そんな僕の焦りが伝わったのか、前回のレッスンでは多少強引な箇所はあったにせよイチから説明し直さなければならないことはなく、ちゃんと肝を押さえた練習をして下さっていた事が窺えました。
正直コレには驚いたので「最近何か気づきがあったと思うんですけど、それはどんな点ですか?」とお尋ねしたところ、『調子良い時は流れに身を任せられていると気付いたので、なるべくコード1個1個よりも流れを掴むように意識しています。』との事でした。

—————————そう。ソレ!!基本的にコードとは1個1個に意味は無く、進行して初めて意味を成すものだから塊で捉えて!!ってヤツです。

多分、これまでにも何度もお伝えしていたとは思うのですが、ココに来て命中したようです。
ヤッパリ、何回も何十回も言い続ける事が大切。命中する時はこちらの予想は他所に突然くるのだということを学ばせて頂きました。

その時は聞いて(届いて)ないように見えても、時が来るまで何度でも伝え続けよう!!!!

そんな大切な事を再確認した最近のウクレレBOY(小5)のレッスン。
「2・4拍を強拍に練習するんだよ。宿題ノートに書いておくからね……………テンポ35(2・4)……………と。」

『35億……………。』

「“大きな古時計”………………と。」

『大きなブルゾン………………。』

——————————くっ……………………この野郎!!!!!コイツは絶対、聞いてない!!!!!!

いや、そう(おバカに)見えても彼は意外と聞いてるんですよね。最近はウクレレを弾くのが楽しくなってきているように見えるし………………。

全く…………日々勉強ですね!!!!