gulienの日常89。
- 2018年04月2日
- カテゴリー:ブログ
本日は「gulienの日常。」です。
今日から4月。ワーワー騒いでおりました118連勤を終え、先月29・30・31日とお休みを頂いておりましたので、本日はその三連休の様子を綴りたいと思います。
と言ってもメインイベント以外は特筆することもないので、いきなりメインイベントに行きましょう!!
そう!自分へのご褒美!ラ・ポルテさんでディナーです!!
入店して皆さんにご挨拶していると、シェフがご自分の右腕をポンポンとやりながらキメ顔で『今日は腕を振るっちゃうからね。任せなさい………。』的なジェスチャーをして迎え入れて下さいました。
—————————————く〜〜〜……………カッコいいな〜〜〜!!
シェフのお任せコースのスタートです。先ずは一皿目。
「ロワイヤル」と言う料理で西洋茶碗蒸しです。(いきなり名前からして皇室感漂う料理が出てきました)
魚介のお出汁と生海苔の茶碗蒸しに柚子の風味が効いてます。ネギまで美味しい!
真ん中に鎮座ましましたるは、「まーぐーふー(まふぐ)の白子」(←ホントそうやって説明されたんですもん!)です。
フグの白子はあまり食べられないとの事でしたが、確かに未体験の上品クリーミーなとろける食感!!
コレステロールとプリン体で血液ドロドロになってもイイから、コレをお腹いっぱい食べてみたいと思わせる逸品でした。
初対面のカニが出てきました。
毛ガニの一種らしいですが、正月に食べるソレとは全く別物。左下に添えられたカニ味噌と白菜のババロアもカニ味噌のエグさが全く無く、僕の知っているそれとは別物。全てがお上品。ホワイトアスパラも、いつもは「食感だけの白くて存在感ないヤツ」としか思いませんが、こんなにも高貴な香りが鼻をお通りになられるとは……………これまでの非礼どうぞお許し下さい。
サフランって売っているのを見るとビックリするくらい高いのですが、カニの出汁がベースのジュレは香り高く黄金に輝き、貴族の食べ物でした。
もう一丁魚介料理。北海道産ビル貝のソテーエスカルゴバターソース。
貝殻をずらして撮影するべきでしたねスミマセン……………。
初めて頂きましたが、コリコリしていて全然磯臭くなく上品な貝の身でした。大根が香ばしくて芋を思わせるような優しい深みがあってバターと良く合う!!
唯でさえ美味しい自家製オレガノパンにこのバターソースをつけて食べると、またもや「このバターとパンだけでイイ!!」と浅ましい願望が湧いてきてしまいます(笑)。
いきなり何じゃいコレは!!
『時間なかったんで、さっきマックで買ってきました(笑)』じゃないよ!!……………こういう事出来ちゃうのも流石ですよね。一流の料理人が見せる洒落というやつ。
食べ方も『お皿に出してナイフ・フォークで食べてもらってもイイですし、某・マクドナルドみたいに食べてもらっても全然イイです(笑)。』との事でしたが、皆さんに中身を見て頂きたかったので出してみました。
思いっきり書いてありますが、羊のスネ肉煮込みのパイ包み。
ラムやマトンの羊肉は独特の臭みがあって苦手な方もいらっしゃるとは思いますが、コチラは牛よりもマイルドです。
勿論、美味しかったのですが見た目のインパクトと接客が面白すぎて、楽しさが残りましたね(笑)。
アンダーソースはユキノシタ人参のピューレ。果物を思わせるような甘み。人参が苦手なお子ちゃまはこのソースで克服………………………いや、30年早いですね。人参の苦味など比べ物にならない人生の苦味を味わってからでなきゃ、この料理は頂いてはいけません。
普段、このような食事は滅多に頂けませんが118連勤明けの僕の疲れた体と心を「君は良く頑張ったと思うよ…………。」と、優しく癒してくれました。
そして、いよいよメイン!!魚料理はクロムツのソテーエストラゴンとトマトのソース。
左下にひっそりと佇む広島県産牡蠣。牡蠣をグリルするとこんなに美味しいんですね!ホタルイカは酢味噌を味わう為の食材と思っておりましたが、本物はプリっと大ぶりで、またしてもお詫びを申し上げなければなりませんでした。
最後のメイン料理は遂に登場、真打ち・能登牛の内もも肉ローストビーフ!!
能登牛はラ・ポルテさんでしか食べたことがありませんが、わざわざこの品種を選ばれておられるのも納得の肉質。また、三重県産の椎茸と玉ねぎを煮詰めたソースが絶品!!「コレ、もはやポルチーニやんけ!!」と突っ込んでしまったほど濃厚で味わい深いソース。グリルされた竹の子は正に旬の竹「筍」。春の風が鼻を抜けていきます。葉っぱは『ご存知、我らが川崎名産のノラボーナです。』と説明して頂きましたが、正直「何それ。知らん!」と思いました(笑)。皆さんご存知でしたか!?そんな無知な僕も美味しいことだけは分かりました(笑)。
お茶は料理などに使うとその繊細な香りが飛んでしまうこと多いのですが、このほうじ茶アイスは無農薬のを使用されているらしく、これを頂いてしまうと「ハーゲンダッツもスーパーカップも変わらんな。」と思わせてくれるほど別格のクオリティー。柑橘のゼリーを先に食べてしまうとその繊細な香りを感じられなくなってしまうから先にアイスを召し上がって頂きたいと説明して下さいましたが納得。
プレートにはフランス語で「お疲れ様。」と書いて下さいました(笑)。お気遣いありがとうございました!!
思い返せば、去年の同じタイミングで初めてお邪魔した際『夏頃を目標に何か一緒にやりましょう!』と言って下さり、BOUSAIフェス、ラ・ポルテ1周年記念パーティー、忘年会とお声がけしてくださって本当に光栄に思います。お陰様でグリエンにとってラ・ポルテさんとのご縁で飛躍する事が出来ました。
今回も完膚なきまで格の違いを見せつけて下さり、非常に勉強になりました。
118連勤というクレイジーな状態も過ぎ去ったので、リセットして僕もまた成長できるように一歩を踏み出したいと思います!!!!