音楽について92。
- 2018年05月9日
- カテゴリー:ブログ
本日は「音楽について。」です。
GWも終わり皆さん通常モードに戻られましたか?僕は皆さんが連休を満喫されている間に珍しく風邪を引いてしまいました。
(と言っても咳は出ず熱もギリギリ37度無かったですし、バリバリ通常営業しておりましたが………………昔は今よりも毎日が激務でもにこんな事無かったのに歳かな………………。)
さて、そんなGWに思うことがありました。「ご年配の生徒さん、頑張っておられる!」です。
60代(男性)ソロウクレレ(「バリバリの浜辺で」)に取り組まれている生徒さん。
ウクレレ歴は僕よりも長く、別の教室で4年ほどグループレッスンに通われていたそうですが、やはりリズムという概念がなくフォームも安定していなかったので、グリエンに通って頂き始めた時からこの2年間、絶えずその点を改善出来るように進めて参りました。
それでも長年の癖(考え方を含む)を改善するのは容易ではなく焦れったくて『もう、楽しく弾ければイイかなって思うんだけどダメかな?』と仰っておられた時期もありましたが、その度に「本当にそれって楽しいですか?自分のイメージを形にする事、その過程で楽器と対話し一喜一憂(悶絶)する事こそが楽器を弾く楽しさだと僕は思いますが。」と、思い留まって頂いておりました。
その甲斐あってか現在では「リズムに乗るとはその時弾く音がメトロノームに合っていれば良いという訳ではなく、そこに移行するまでの指や手首の動き全てがそれを体現していなければいけないんです。」という説明に対して、『そうだね〜だからスムーズに聞こえるんだね。見てると全然力入ってないもん。基礎がやっぱり重要だね!!』と受け入れて下さいました。
—————————————今までの楽器歴を全て否定しかねない概念を受け入れる事は大変な事だったろうな〜〜〜しかも自分よりもずっと年下の人間に否定されるのは中々どうして癪に障るはず………………でも、今までよりもずっと良くなってますよ!!
その思いをそのままお伝えしたら『そう!?ちょっと最近は真面目に練習してるんだ(笑)。』と、とても楽しそうでした。
同じくソロウクレレに取り組まれている70代の生徒さん。
お帰りの際『楽譜見てるとコッチが違うとこ弾いてしまうし、コッチ見てるとどこやってるか分からんようになってしまうし、どない練習したらイイの?』とお悩みを打ち明けて下さいました。「そうですね。tab譜を暗記しようとするのだけはヤメて下さいね。先ずはリズムを暗記して下さい。そこに音をはめ込んでいくように少しずつ進めていくと自然と正しく練習出来ます。」とお答えしたら『は〜〜そうなんですね……………頑張りますぅ〜(笑)。』と帰って行かれました。
60代ギターの生徒さんにもお帰りの際、『コードが簡単でも1曲通してやり切るというのは難しいもんですね。最近、そんな風に思ったんですけどそんなもんですか?』とご質問頂いたので「そうですね。ずっと同じテンポでキープしながらコードを間違えないでキープするっていう考えでは辛いですね。やはり、リズムに乗ってグルーブしていればコードは追いかけずとも自然に向こうからやってきます。それを切らさないで続けられる持久力の問題と考えるべきですね。」とお答えしたら『先生。また言って下さいね。おじさんはすぐ忘れてしまいますから、大変でしょうけど何度も言って下さいね!!多分また聞きますから(笑)。』と仰っていました。
—————————皆さん胸の内にお悩みを抱えながら音楽と向き合って下さっているんだな…………………全く、若い衆にも見習ってもらいたいもんだ。………………いや、自分か。もう歳なんて弱音吐いてる場合じゃないな。僕も見習って頑張ろう!!
という訳で、GW中お休みが多かったので空き時間に演奏を自撮りしてみました。
お粗末様でした(笑)。