gulienの日常97。
- 2018年06月12日
- カテゴリー:ブログ
本日は「gulienの日常。」です。
今年初めから僕は歯医者に行っております。
その歯医者さんの先生がお若いのに技術も去ることながら意識が高くて(治療の進め方や料金等、僕には丁寧に説明してくれるのですが助手の方には厳しかったり、治療中に「奥吸いま〜す。」とか「ほっぺの内側に綿つめま〜す。」とか絶妙な間で教えて下さるので妙に安心出来たり、何分か時間をおく時はタイマーが鳴る前に戻って来られてタイマーに仕事をさせないトコとか(笑))個人的に好きです(笑)。
本日はクリーニングだけだったのですが、如何にも研修生の雰囲気を醸し出した更に若い方が担当して下さいました。
挨拶もなしにフラッと現れて『今日はお掃除ですね。説明は聞いてますか?』と仰ったので「(……………何の?)いえ…………聞いてないと思います。」と答えたら、どうやら保険が効く内容と自費の内容の違いについての説明と、そのどちらにするか?の確認のようでした。
—————————ああ、そういう事ですか……………前置きをプリーズ!!あと、もうちょっと仕事のテンションで喋って!!経験が浅い事は既に読まれているから、そこら辺をもっと隠して!!
若干の不安を抱きながらスタートしましたが、治療中も『奥吸います…………』「(もっと、流れの中で言ってくれ!『なんか今気付いたので…………』みたいなテンションで言わないで!)」とか、『引っ張ります。』「(いや、何を!?!?怖い怖い!!………あ、唇ね。)」とか、『じゃあ、このまま二分置きます。』と立ち去られた時は「(ちょっと待って。口の中、超しょっぱい!!こういうものでしたっけ?この状態で2分?あと、口閉じてイイの!?)」といった具合に、いつもより多少スリリング(笑)でしたが、治療後に『大丈夫でしたか?』と聞かれた時は、自信を付けて欲しかったので「はい。大丈夫です。ありがとうございました(笑)」と笑顔で受け答えしました。
こういう時期は誰しも経験しなければいけないですが、本人は自信は無いわ先輩の目が気になるわ、で心身ともに疲弊するものですよね。分かりますよ〜。あの肩身狭くて居場所がなくてプレシャーに押しつぶされそうな感覚。出来ることなら二度と味わいたくないものです。
色々ツッコミどころはあったけど、前歯がツルツルになって良かったです。今後も大変でしょうけど頑張って下さいね!
診察が終わり、メガネを掛け荷物を持ち退室の準備をしている僕の心中を察して下さったのか、いつもの先生がわざわざ歩み寄って来て下さって『太田さん。お疲れ様でした(ニコッ&キリッ)。』と声をかけて下さいました(しかも、お辞儀をしながら)。
——————————おお……………。この自信のにじみ出た立ち居振る舞い、安心するなヤッパリ……………。それにしても部下(?)本人にはそっけなく接して、患者にはこうしてフォロー入れに来て下さるところを拝見するとヤハリ、プライドを持ってお仕事されている事がヒシヒシと伝わって来ます。お若いのに尊敬しちゃうな。
普段一人だけで仕事をしている僕には怒られる上司も、指導しなければならない部下もいません。この状況が当たり前になってしまっている僕にとって、この日の歯医者さんでの顛末はとても勉強になりました。
技術も経験もまだまだ中途半端ですが、若き歯科医師に負けないよう意識高く努力して参ります!!!!