音楽について98。
- 2018年06月20日
- カテゴリー:ブログ
本日も「音楽について。」です。
気付けばもう6月も後半戦。2018年も既に半分が過ぎたって事にするすもりらしいです。くそ〜毎年毎年!!悪の組織め!!許さん!!
毎年、時の過ぎ去るスピードの早さについて行けず、遂に今年は謎の悪の組織のせいにしてみました(笑)。
さて、昨年末から今年の三が日を使って強引に決行した教室移転と住居の引っ越しも、それに付随する諸々も半年かかれば流石に落ち着き、脳内も修正する必要があると思っておりました。だからというワケじゃないですが、最近まで脳神経外科医の著書を読んだりしていて、読み終わってみると、今後やらなければいけないことが分かったような気がしてポジティブな気持ちになりました。
そんな訳で、今までも単なる習慣としてずっと継続していた練習(bpm150での転調を含むスケール練習)について心構えや具体的な修正点を色々考えるようになり、以前よりも楽しくなってきた今日この頃、今の僕の流行りは「ピックの角度と脱力状態のキープ!」「ピックは極力弦から離さずその表面上を転がすように!」「拍を守る!」この3つ!!
………………意味わかんないですよね(笑)?
「今のは後半力んだな‥‥‥‥‥」とか「ちくしょー!!今後何があっても拍は守れ!」とか「おっ!今の感じは良かったな。忘れないように言葉として表すと何がイイかな……………『転がすように』これだ!!」などと一人でブツブツ言いながら(時に大声で「くっそーーー!!」と喚きながら)朝練するのが充実していて楽しいんですよ(笑)。
—————————でもコレ(ストイックな内容は)、レッスンでは使えないな……………。
なんて冷静に我に返ったりもして、「今頃皆さんは会社や学校でいろんな人との1日が始まっているのか。自分は毎朝一人コンクリートの部屋で基礎練…………こんなんで大丈夫か?いや!自分の為すべきことを為すだけでイイ!!(…………筈だきっと)」と納得して再び転がし始めます。
そんな自問自答の日々の中、中学2年生男子のエレキレッスン。
彼はずっとアコギだったのですが、中学生になってやりたい内容がどんどんエレキに傾倒していき、遂にGWにエレキを買ってもらい、今まで本題に取り上げられなかった「単音弾き」というものに挑戦する為の基礎から出直してもらっています。
『アコギよりも薄くて持ちづらい』『弦が柔らかいからアコギと同じように押さえると音が変わっちゃう』『ピックの持ち方も修正しないと』など、冷静な分析をする賢い少年なので、ギター歴20年目にして気付いた注意点を試しに説明してみました。
「特に何も意識しないでピックを6弦の上に持って来て。その段階ではそういう角度になるよね。そこからピックを挟んでいる1点をいつも通りにして、自分から見て右側の地面に向かって手首や腕の力を抜いていく…………すると、ある1点で止まるね?その状態をキープするんだ。どの弦を弾いていても。何があっても。」
こんな事言われたらイヤになっちゃいますよね(笑)?普通は。でもコレがインテリ少年にはハマっちゃったみたいなんです。
『確かにこの水平を意識したら上手く行くな……………よし!コレを積み重ねて行けば、これからはもっと上手くなれるような気がして来た!!』と、レッスン中興奮気味で、帰り際も『今日は上手くなるコツが分かったし、希望を感じれたから楽しかった!』とご満悦でした。
—————————おいおい。ハマっちゃったよオイ。まさか本当にそのまま受け入れてもらえるとは思っていなかったんだけどな。そうか〜………彼なりに悩んでいたって事か。その事には気付いてやれていなかったな。反省。でも、20年かけてやっと導き出した答えが14歳のエレキ野郎のハートに希望を芽生えさせられたなら嬉しいな。
今回は、理屈好きの素直なインテリ君という彼の素養に助けられましたが、自問自答モーニング(in コンクリート部屋)も多少は世の役に立つ事があると勇気をもらったので、これからも自問自答を繰り返していきたいと思います!!!!