gulienの日常１０１。

本日は「gulienの日常。」です。

暑い暑いと毎日言っているうちに７月も下旬になり、学生さん達は夏休みに入ったそうです。
自分の学生時代と比べると都会の現代っ子にいつも違和感を感じている僕はいつも、生徒さん（学生）にいろんな事を尋ねて勉強させられたり、男気注入スイッチを押されてお説教したり、とにかく大人になる前の限られた青春時代を生きる彼らに興味があり応援しております。

今日はそんな僕と若人のグリエンでの一コマについて。

前回の投稿で小３から続けてくれていて、僕の男気を試す機会を幾度となく与えてくれた一二を争う古株の生徒さん（現在高１の女子高生）。
今月は彼女の誕生日だったので、アピールされても大丈夫なように先月の５週目のお休みに文房具を準備しておきました。

本日は彼女の今月最後のレッスン。来るや否や『暑い暑い』を連発して、前回の宿題の参考になるYou tube（最近はtac譜付きでゆっくりテンポで流してくれる親切なモノがたまにあります。）について『コレ、分かりにくいから宿題何やっていいか分からなかった。』と宿題やってない宣言をしてきました。

「大人達はこんな暑い中でも仕事頑張っているんだよ。夏休みだからってダラダラし過ぎないの。」と嗜めると『それは大人なんだから仕方ないじゃん。私だって夏期講習あるもんヤだな〜。』と返す始末。
レッスン中も一生懸命弾いているなと（彼女は僕が担当するようになって長いので、どんな地道な練習も抵抗なく取り組んでくれるので）関心していると、つまづいて『コレ（扇風機）、目が乾く。私、ドライアイだから。』と中断。

「うるせーぞ。文句が多い！！自分に都合が悪くなったら人や環境のせいにしてんじゃないよ！！受け入れて頑張るの！！」

『いやいや！私、最近は受け入れるもん。環境のことは仕方ないし。』

—————————ほほう。表面上はこうでも内なる自分は色々考えているって事か？ちょっと探ってやろう。

「さっきから色んな嫌な事については口から出て来るけど、それと同じ数だけ楽しい事や嬉しい事って出て来る？」

『えっっっ！！楽しい事！？』「そう。文句ばかり言っているけど何が楽しいの？あなたは現在、どんな希望を持って何処に向かって、何が楽しくて生きているの？」

『………………………え？待って。なんだろう？アレ？…………………………………………………怖い怖い！！！！やめてよ！！分かんない！！学生なんだからそんな事は考えなくてイイんだよ！！』

「ほ〜〜〜〜ら……………出てこないだろう。怖いよ〜〜〜。学生のうちにそういう事と向き合っておかないと、大人になってからじゃ遅いぞ。大人になってそんな事言っていたら、場合によっては〝学生じゃないんだぞ！〟って怒られるんだよ。」

『えっ？そうなの！？もーーー！！やめてよ〜〜〜…………。』

「君たちの年齢で自分が生きるている事の意味を考えてみると怖いよね。それがあるかないか分からないけど、それを見つける為に生きているって考えればいいんじゃないかな。面倒くさい事一つ一つ向き合って黙々とやればいいの。分かったらやる！！はい。弾いて！！」

『は〜い………。』と不貞腐れていましたが、誕生日プレゼントをただあげるのも癪に障る（し、彼女のためにもならない）のでちょっと追い込んでみました（笑）。

レッスン終了時に渡したら『うそーー！！なんで！？ありがとうございます！私、物は大事にする方なんだ〜。』とさっきまでのダラダラから一気にテンションが上ってました。
「人から貰った“思い”も大事に………………『するする〜〜〜。思いもするよ〜〜〜（笑）！？』遮られました………。

——————————クッッッッッッ！！こんにゃろー。絶対、今やってる曲弾けるようになるまで追い込んでやる！！

付き合いも長くなってくると色々ありますが、こんなやり取りが未だに出来ている事がありがたいですね。
若い頃に死にたくなるほど悩んだ甲斐があったってもんです。僕もまだまだ青春できそうです！！！！