音楽について104。
- 2018年08月3日
- カテゴリー:ブログ
本日は「音楽について。」です。
8月最初の投稿は、先日の第5週目のお休みで音楽について考える機会がありましたのでその事について綴りたいと思います。
7月29日(日)。
連休初日の午後、渋谷区文化総合センター大和田4Fさくらホールに足を運び、妻が普段お世話になっているゴスペルグループのステージを拝聴して参りました。
「四季をめぐる吹奏楽とゴスペルの休日」と銘打たれたコンサートは、普段同施設を練習場所として使用されているVSOP渋谷吹奏楽団さんとゴスペルクロニクルさんが共演するという斬新(?)なコンサートで、前半が吹奏楽、中盤にゴスペルのそれぞれのグループが演奏され、後半は同時にステージに立ちまさに共演という、勿論初めて見る趣旨のコンサートは興味深く面白かったです。
まず最初に、吹奏楽というものは過去に生徒さんが所属していた中学生の吹奏楽部の演奏しか聴いた経験しか無かった僕は、大人の吹奏楽団の演奏は非常に興味をソソられたのですが、ここで一つ疑問が湧いてきました。
—————————この方々はプロなのだろうか……………………?
吹奏楽に全く造詣のない僕にでも、醸し出す雰囲気などからなんとなく「そういうワケではなさそうだな…………。」と察しがつきました。………………となると、「どういう方々の集まりなのだろうか?」と次なる疑問が浮上。途中、説明がありましたが、ここはHPから抜粋させて頂きます。
〝私たちはこの渋谷を中心に、仕事や家事の合間で音楽を楽しみ、少しだけ毎日の生活を豊かにしていくことを目的に集まりました。モットーは「できることを、ゆっくりと楽しみながら。」〟
—————————なんて素敵な方々なんだ!!まさに僕が教室を立ち上げる為に掲げた理念をそのまま実践されておられるとは!!(しかも、常々思っておりましたが、金管楽器系は大変ですよ!?家で練習出来ないし、持ち運びも重くて大変だし!!)
ネーミングセンスも秀逸。「Very Simple, Open and Premium」でVSOP渋谷吹奏楽団。
コンチキショウ!!形容詞という手があったか!!「guitar ukulele life encounter」でgulien(グリエン)よりも、なんだかハイソサエティー且つ高貴な雰囲気で、吹奏楽団の名前として見事にマッチしていて造語としてのレベルが高いじゃないか!!!!
とまあ、見当違いな尊敬の念を抱きながら拝聴させて頂いたのですが、演奏も素晴らしかったのですが、それ以上に皆さま普段は音楽を生業にしているワケじゃないのに、演奏中の真剣な表情と、必要以上に気負っていない演奏から真摯に音楽と向き合われている事が伝わってきて衝撃を受けました。最後列のパーカッションの方のお一人が物凄く嬉しそうにドラムを叩いておられたりして、普段は別のお仕事をしながらこの日のために練習を重ねてこられた方々から「音楽を楽しむ」とはこういう事を意味するのか……………と勉強させて頂きました。
ゴスペルクロニクルさんの演奏はひと目で「最前列でマイクがある人達はプロだな。」と分かる、堂々たるステージでした。ただ、圧巻の歌唱力以上に僕が驚かされたのは、皆さん本当に心から歌が好きなんだなと思い知らされた点でした。
もう、引いちゃうくらいの表現力で歌詞は英語で分からないのですが、『歌(とオレ)が最高で大好きだーーーー!!この世界と皆のことを愛してるぜベイベー!!』と歌っているんだなきっと。間違いない。とハッキリ確信させてくれる程、説得力に満ちたパワフルなステージでした。
普段、レッスンの在り方や教室の運営については真剣に考えているつもりですが、「音楽を楽しむ」という事については考える余裕が無かった僕にとって、この日のコンサートは色んな意味でソレについて本当に勉強になりました。
自分に足りないものをハッキリと自覚したことですし、また新たに模索していきたいと思います!!!!