音楽について107。
- 2018年08月29日
- カテゴリー:ブログ
本日も「音楽について。」です。
続ける事が何より大事の楽器の練習。
しかしそれは考え方を含む諸々の好ましくない習慣が身についてしまう事も多々あります。それをいつでも軌道修正出来るように(或いはその力を養うために)基礎練習を継続的に取り組んで頂きたいと言うのが僕の本音ではありますが、生徒さんにとっては面白くない練習である事も事実です。
ギター・ウクレレのある生活を楽しんで頂く為に日々、葛藤と模索を繰り返す僕ですが、相手がKID’Sの場合は別。「いいから、やれよ。」これだけです。これが結局、一番の愛情ですからね(笑)。
本日は、その厄介な愛情を注がれてしまった少年の奮闘ぶりを動画多めでご紹介致します。
エレキギターは〝ギターソロ〟と言う宿命がついて回ります。何度も書いておりますがtab譜を通して指の動きを丸暗記しようと言う発想では上手に(或いは全く)弾けません。何よりも音階を〝弾く〟というレベルで理解していなければいけません。
そんな訳で「先ずはCメジャースケールを5つのブロック全て覚えましょう!!」
この日は4つ目のブロックを覚え始めました。同じところで何回も間違えていますね(笑)。ミとファが半音と言う事が指板上で見えていないようです。しかし練習の質が高いですね。脳内で色々な情報が一つになろうとシナプスが頑張っているのが見て取れます。
さて、よく我慢して頑張ってくれたので、無意識に自分がどれほど力をつけているのか実感してもらおうと、これまでに覚えた3ブロックのテンポを上げてみました。
この練習は早く指を動かす事を目的としている訳ではありません。〝自らをコントロールする力〟を養っているのです。彼の表情から「いける気がする………」と言う自信が見て取れますね。〝弾ける〟と言う事実が嬉しそうです(笑)。
よし、とても良い軌道に乗っている内に一気にFLY AWAYだ!!翌週さらにテンポアップしてコントロールの精度を高める段階に無理やり押しやって見ました。「いいから、やれよ。」ってなモンです(笑)!!
う〜ん……………。コヤツ、普通にオルタネイトピッキング(アップダウンを繰り返すピッキング)をフォームをキープしたままやってのけていやがるじゃないか……………………。毎回、開放弦の練習をやらされているだけはあるな。弾き続けている途中、「拍ね。」とたった一回言っただけで途端にそれをプレイに盛り込めるあたりは大人顔負けの自制心。
多分、独学時代の僕が見たら「なんだこの子!?習っているのか!?ふん、ロックじゃない奴め!!」などと負け惜しみを言うでしょうね(笑)。そのくらい、上達する為に必要な正しい力をつけながら成長してくれています。
勿論、彼がやりたい曲も同時進行で進めています。近々ギターソロもカッコ良くキメてくれるでしょう!!
たまに不貞腐れたりもしますが、僕を信じて真っ直ぐ歩んでくれるグリエンの誇りを正しく力強く導けるよう、僕も負けじと精進して行きたいと思います!!!!