音楽について115。

  • 2018年11月19日
  • カテゴリー:ブログ

本日も「音楽について。」です。

11月も下旬に突入しようとしている今日この頃、僕は年内に片付けておくべき事を明確にして少しずつ着手しております。先日は年賀状のイラストデザインを終わらせました(よっしゃーーー!!)。

そんな11月から始まったのが何と言っても新人研修。
僕が生徒さん役をやって実演してもらうと「なるほど。確かにマニュアル通りの説明で言ってる事は正しいけど、テンポ悪くてつまんないな。キラーワードや例え話を持ち出すタイミングが計算出来ていない。練習に取り組む前にカマしてどうすんの!?」などと僕も勉強させられる事が多いです。
新人さんも頑張ってもらう事が沢山で大変でしょうが、僕も共に学んで成長していくことがこのご縁を良いものに育む事だと思っているので、積極的に彼の経験から学ばせてもらっております。

そんな新人講師の研修で教えてもらった、左手の各指の間を開いたままそれぞれの指先を根元に着くまで曲げるストレッチを70代の生徒さんにご提案してみました。

『歩いている時とかに教えてもらったアレをやってるんだけど、毎日やっていると先生が言っている〝フワッと〟ってのが分かってきたのよ。』と嬉しそうに仰っていました。

—————————おお。意外にもハマった。これくらいのお年の方はストレッチと名のつくものに馴染みがあって積極的に生活に取り入れられるからかな(僕も少し前から毎晩足の付け根のストレッチはやってますが………)?

実際にいつも通りの中・薬指交互に八分音符を体現する練習に取り組んで頂いたところ確かにフォーム自体は良くなっておられたので、運指の具体的なイメージを修正すれば滞りなく八分音符を体現出来そうでした。

「あとは、中指から薬指の移動をパッとやらずにこう、歩いているように滑らかに体重移動で…………」とまたしても生徒さんの指に僕が手をあてがい実況中継で解説しながら1本のギターを2人して演奏していると、

『あっ!!パンッだ!!この指(薬指)がパンッだ!!』と突然大きな声をあげられたのでビックリしました。

「気づきましたね。そうなんですホレ次!ホレ次!とやらずにこう、歩くように………………目的は音を出す事や指を変える事ではないですからね。そ〜と体重移動を続けていく事ですから。目的を見失わないように。」

『そ〜〜〜〜〜う!!私、この指がパンダになっちゃう………………』

—————————いや、なってないでしょ。パンダにはなってないです。

人は興奮すると面白発言が飛び出すもんです(笑)。
ウクレレBOYも先日のレッスンで『あ、もうオレ出来る。』と根拠のない自己過大評価をしやがったので、「あっそ。じゃあ、やって下さーーい。はい!ピッピッピ(←メトロノームスイッチオン)。と現実を受け入れるターイム!にしてみました。

後戻りできなくなった彼はちっぽけなプライドをかけて必死こいて弾いていましたが、案の定、撃沈。

『や〜〜〜〜〜んで!!!!腹たつは〜〜〜オレ〜〜〜(膝をビシビシ)!!』
—————————(爆笑)!!!!『もう!ヤダ!ナンデこうなるんだ!?』って意味ね。悔しさがスゲー伝わる造語だ(笑)。説教してやろうと思ってたのに笑っちまったじゃないか。
講師も生徒さんもお互いたくさん勉強してこんな風に爆笑出来る時間をクリエイト出来るよう、研修を新人さんと共に頑張っていきたいと思います!!!!