音楽について118。

  • 2018年12月14日
  • カテゴリー:ブログ

本日は「音楽について。」です。

寒いですね〜!今年も残すところあと半月。へばっている場合でないので2018年最後まで勉強させて頂く日々であります。

先日、60代(アコギ)の生徒さんと雑談中、新しい講師の研修が終わったら来年はいよいよチラシ配りを再開しなければならないとお話ししたところアドバイスを頂きました。

『チラシは警戒されるわけですよ。だから、〝年配者も多く通っている〟と打ち出すのが良いんじゃないですか?我々、団塊の世代らへんは引退して金と時間を持て余していますから(笑)。そして、その年代の若い頃は競争競争でやってきていますから何か目標が欲しい世代なんです。そこへ「好きな曲を弾けるようになる事を目標にして頑張りましょう!!」と訴えるんですよ!!』

—————————なるほど〜〜〜。以前のチラシは裏面が白紙だったからそういった内容を追加しようかな…………。

とは言え、それは来年!!今は目の前の課題と格闘すべし!!いざ、レッスンスタート!!

『今日は点数をつけて頂きたいと思います。』と、いきなり思いがけないご提案。

それは本当に素晴らしい提案だと思いました。
楽器の練習とは(多分、なんでもそうですが)、自分にとって不都合な現実を受け入れる事に始まり、その問題点を出来るだけ具体的に理解し、同じく具体的にイメージした理想に近づける為に現在の状況を修正していく事だと思います。あとはそれを繰り返し続けられさえ出来れば結果は出ます。至ってシンプル。

ですが、コレが簡単ではないです。多くの場合この精神的な負荷に耐えられず『もう一回!次は上手くできるかも!?』と根拠のない希望的観測(血も涙も無い言い様ですがご容赦ください)に身を任せno image反復作業に身をやつしてしまいます。当然、結果は出ません。それだけならまだしも、恐ろしい事にコレは習慣化してしまうと一人ではまず抜け出せません。その結果、いざ向き合おうとした時、それまで費やしてきた日々を受け入れるという途方も無い心労を追加で強いられます。

そういった例をコレまでに沢山見てきた僕としては、そういう気配を察知したらすぐさま断ち切ろうと躍起になるので、自ら受け入れる姿勢を示されたこの提案は本当に素晴らしいと思いました。

そんな僕の大真面目な見解は置いといて、実際に弾いて頂いたら事態は面白い方向に進んでしまいました。

『おかしいな〜!家ではもっとノリノリで出来るんですよ!?あっ!先生がいるからだ!!先生、聴かないで下さいよ!!』

—————————いや、それじゃ仕事にならんですよ……………。

『気配を消して生徒さんがリラックス出来る環境を整えると。大事な事ですよ!?コレからの先生の課題です!!』

—————————おお……………なんか逆に課題出されたぞ。御意。ガン見しないで気配を消して、途中で口を挟まず空気と一体化するように…………………………………………お、最後まで弾き終わったな。チラッ……………。

『ダメだ!!!!くそーーーーーーーー(ゼーハーゼーハー)!!!!』

—————————(爆笑!!)めっちゃ受け入れてる!!!!大の大人が『くそーーーーーー!!』って(笑)!!一曲ギター弾いてゼーハーゼーハーなってる!!!!
お疲れ様でした。人生の大先輩の覚悟を見せて頂きました。
僕はまだまだひよっ子ですが、その思いを受け止めて共にゼーハーゼーハー息を切らしながら価値ある時間を過ごして頂けるよう精進したいと思います!!!!