音楽について１２５。

本日も「音楽について。」です。

あいたた…………またもや更新が遅くなってしまいました。今の僕では連勤地獄の中これまで通りのペースで投稿するのは無理のようですね。読んで下さっている皆さん、スミマセン。

休み無しの日々に目が回り続ける毎日。どうにか目の前のことに意識を集中するので精一杯の僕ですが、最近嬉しいエピソードがありましたので本日はそのことについて。

２０代男性の生徒さん（アコギ）。
元々は僕の唯一の後輩、故・石井清貫の生徒さんだったのですが、３年前から僕が引き継がせて頂いており、最初は基礎が全然出来ていなくて、それを重視する僕のスタイルに馴染んで頂くのに相当苦労されているようでしたが、確実な上達の手応えを感じられるようになってからは元来のポジティブな性格も相まってとても前向きな姿勢で通って下さっています。

その生徒さんから今年に入ってからすぐ『太田先生に相談があるんです……………３月に身内の結婚式があって余興を頼まれたのですが、今の僕で弾き語りって出来ると思いますか？』ととても深刻そうに切り出されました。
ご本人に全くその意志がなければ僕になど相談する筈もないので、この時に僕がするべき回答は一つ、背中を押して覚悟を決めてもらう言葉だけ。
「キターーーーーー！！じゃ、やりますか！？曲、何にします？」

『出来ますかーーー？無理そうならそう言ってくださいよ（笑）！？』

「え？やるに決まってるじゃないですか。何の為に〝グリエン〟なんて変な名前のギター教室に通っているんですか？出来るかどうかは問題ではないです。やるんです。さ、曲決めましょう！残り２ヶ月は気合い入れてビシビシ行きますよ！！」

そんなこんなで始まった本番を見据えての修行の日々。どんどんヒートアップして終盤は『ボーカル教室を探しています。どこか良いところ知りませんか？』と僕の想像以上に気合いが入っておられました……………そんな訳で歌の方は妻が担当させて頂いております（笑）。

本番が終わってからの初めてのレッスン。『話したい事が沢山あります〜』と入ってこられました。「でしょうね。聞きましょう。」
『何から話したらいいのかな………？取り敢えず、惨敗でした（笑）。』

「でしょうね（笑）！！」

『本番ってあんなに緊張するんですね。人前で演奏する人の凄さが分かりました。悔しいです……………絶対、リベンジしたいです！！こんな気持ちになるんですね。グリエンでギター習っていなかったら絶対やってないと思いますが、こっち側（演奏する側）の人間になれてて良かったです。やって良かった！！』

うんうん。イイですね！！そりゃ最初の本番でいきなり成功体験を味わう人なんていないですよ。そうなると思ってました。僕なんて１回も成功した試しが無いですからね（笑）！！イイんです！そういう体験や感情を含めて“音楽をやっている”ってことですから。これからも一緒に頑張っていきましょう！！
（石井くん、キミの生徒さんは今もどんどんギターを好きになって下さっているよ。キミが遺してくれたご縁をこれからも先輩としてより良いものにしていけるよう頑張るね。不甲斐ない先輩を見守っていてくれい！！）

そういえば、４年前に立ち上げたHPでそういう例え話を大真面目に謳っていたな……………勿論、僕も自分の結婚式でも親友に歌ってもらって弾きましたしね（笑）。最高の思い出です。そんな体験を皆さんのlife（生活・人生）にプラスしたいというのが我がgulienの理念です。

８４連勤も残す所あと４日！！通って下さっている生徒さんに「ギター・ウクレレをやっていて良かった！」「楽器のある生活は楽しい！」と思って頂けるよう、大義を見失わず最期まで頑張りたいと思います！！！！