gulienの日常128。
- 2019年04月6日
- カテゴリー:ブログ
本日も「gulienの日常。」です。
前回は本ブログで最も下らないテーマ「太田の日常。」で吉本新喜劇を観に行ったり、僕のクレイジーでソウルフルな親友夫妻宅での家パーティーなど、熱い人達のパッションに触れて鋭気を養った顛末を綴りました。
本日は毎年恒例となった84連勤明け最大の充電イベント「ラ・ポルテさんでのディナー!!」について綴りたいと思います。
それでは早速参りましょう!!
一皿目。燻製ホタルイカとブリのクスクスのサラダ。
ホタルイカは富山産で今年は中々市場に出回らなかったらしいのですが、やっと手に入ったとの事。流石、食材にこだわられています。これがプリプリしていてデカイ!甘い!その上ブリまで!醤油かけただけで超ウマいこのお二方を燻製になんて………芳醇な香りと旨味にエストラゴン・ミョウガ・カイワレの爽やかな食感のアクセントが加わり、「う〜ん………♡」としか形容出来ないのです。一番下の層はクスクス(って正体は何?名前、可愛いな)。これらをフランス・バスク産の唐辛子と潰したホタルイカを合わせたソースを付けて頂く…………………「コレをサラダって位置づけちゃうと、僕は普段雑草食べてるのか?」と思うくらいサラダの定義をブチ壊す至高のひと品。
二皿目は広島県産牡蠣。
毎度、デケーーー!!こちらもポン酢かけるだけで超ウマイはずなのに、フランボワーズビネガーと刻んだエシャロットの木苺のソース。この大ぶりな牡蠣の下にさり気なく敷かれたカブ(?)のピクルスが更にお上品さをプラスしていて、最初にオーダーしたキールと相まって「貴婦人。貴婦人……………。」と呟いてしまいました…………………ってかネギうま!!
三皿目はサワラのマリネ。
『オダワラ(小田原)のサワラです(笑)!!いや〜コレ、言いたかったんですよ!!』(←うるせーよ。嬉しそうに!)と持ってきて頂いたこちらの前菜。アンダーソース(?)は当日同じフィオーレ内の店舗の方のご実家から送られてきた生のめかぶを差し入れされたそうで、それをシェフがアンチョビとにんにくを炒めてボイルして粗く刻んだめかぶを合わせて作って下さっためかぶソース(そのエピソード好きだわ〜)。
焼き魚のサワラも美味しいのですが、「だったら鯖がイイな。」と思ってしまう僕のサワラに対する印象を翻すマリネ。鯛でもなければはまちでもないお上品な味わい。上に乗った茎わさびのピクルスがニクい!!海藻好きの僕は危うく“シェフにおまかせコース”を予約したにも関わらず白飯を単品でオーダー出来るかどうか確認するところでした(笑)。
4皿目は長なすのフランス風ぬか漬け(?)。
『今日組み上がったばかりの前菜』だそうです。生しらすと思ったら白魚でした………初めて見る生の白魚とこれまた市場にあまり出回らないメトイカ。「今度こそ醤油だろコレ!」と思ったらソースはフレンチソースに刻んだ桜の花びらが混ぜ込まれていて、周りにあしらわれたピンク色は塩漬けにした桜の花びら。先の魚介の柔らかな甘さと合間ってお上品な春の味。長なすも甘酸っぱくジューシーで初めての味わい。漬け込み液の正体を探ってやろうと目論みましたが、繊細な香りが幾重にも重なって僕を惑わし「ま、いいや。分からん。」と笑って諦めさせてくれました。
一流のフレンチレストランが本気で春を表現するとこうなるんですね。
おかわり自由の自家製パン。「なんかパン美味しいですね。」とお伝えしたら他のお客さんも同じように仰られているそうで、期待の若手が頑張ってくれているらしいです。美味しさの秘訣は仕込みにかける(本人の意思かどうかは分かりませんが、かかってしまう)時間にあるとか?
でも、本当に美味しかったよサクちゃん!!(帰りにその旨をご本人にお伝えしたら、すげードヤ顔して来たので「でも、仕込みは早くなってね。先輩方に迷惑かかるから。」と言ったら外で待って下さっていたシェフが笑っていました(笑)本当に良いお店ですね!!)
グリエンから歩いてでも行ける溝の口の名店ラ・ポルテさん。久し振りにお邪魔しましたが、その素晴らしさについてお伝えしたいことが余りにも多く、すべて書き終わったら3,000字を超えていたので続きは次回にしたいと思います。乞うご期待!!