音楽について133。

  • 2019年07月16日
  • カテゴリー:ブログ

本日も「音楽について。」です。

先日のレッスンで開始早々『先生、バンド活動の方がお忙しいですか?』と生徒さんに質問されました。……………分かっております。『ブログ更新サボってますよね?』って意味ですね。いい加減、執筆活動(?)しなきゃ。

そうです。分不相応なバンドに参加させて頂く事を決断したのがGW。あれから2ヶ月半が経ち、僕の限られたCPUと時間の大部分をソレに割いているのは確かです。
初回のリハでスペックの違いを痛感し、以来何年も年360日以上続けてきた基礎練習を週一に減らして、インプットの量を少しでも増やそうと今更ながらリードギターのコピーに勤しんでみたりしている日々……………こういう時間を10年前から過ごしていれば今とは完全に違ったギタリストになっていたんだろうな。ま、後悔なんて1mmもしてないけど(笑)。

そんなこんなで先日7月のリハに行って参りました。
初回は二日前に5曲覚えてくるように言われるし、2回めは1周間前に7曲増えるし、今回も3時間前に1曲追加され一応対策して行ったのですがスタジオでは4/4拍子の曲だったのに3/4拍子で演奏することになり撃沈…………しかも皆さんは対応されているし、相変わらずのスピード感にピヨピヨとヒヨコが頭上で回転していました(笑)。

ピヨる僕を他所にバンドは前進します。
前回からハモリかユニゾンでメロディを入れるように言われてはいたのですが、予め指定されるわけではなくその場で要求されました。リードギターの方が教えて下さったのでソレには対応出来たのですが、アウトロでギターの掛け合いをしろとの要求。4小節しばりでE7一発と限定されていたのでROCK魂で乗り切りました。しかし、コレがいけなかった……………。

別のラテンのリズムのテンポの速い曲でアドリブセクションがギターの一周だとどうしても演奏時間が短くなってしまうという問題について話し合いになりました。

リードギタリスト『コレ僕がソロ弾くだけで良いですかね?短くなってしまいますよね。僕が2周してもイイんですけど、ベース・ソロどうですか?鬼のベースソロ(笑)!!』

ベーシスト『う〜ん………この曲はキツイな。ギターで2周したらいいんじゃない?』

そんなやり取りが行われている最中、僕の横からプロデューサーが小声で囁いてきました…………『やっちゃいなよ。』。

「いや、止めておいた方がいいです。この進行とこのテンポだと僕、多分ロストします。」
『ロストしたら戻れるトコで戻ればいいじゃん。やってみな。』
「いやいやいや……………(P(プロデューサー)!!!!お願い!!やめて!!余計な事言わないで!!)」

隅っこでヒソヒソ・コソコソやっていると、その様子にリードギタリストが気づいたようで「じゃあ、ギターが交代で2周ってことで!!」と鶴の一声が!!ソレを受けてドラマーが「分かりました。じゃあ、ソレで行ってみましょう!!1・2・1234!!」と死刑宣告のようなカウントを。

————————ウソウソウソウソ!!!!なんか始まっちゃってるけど!?!?今、秒で決まっちゃったんですけど!!!!やるの!?マジで!?!?!?

内容はどうあれ、譜面ガン見しながら無事ロストせずに弾き切ってギター同士で話していると、ベーシストが何やら練習している………………「お!!ベースソロも弾きたくなってきたんじゃないですか!?何ですか、言って下さいよ〜(笑)!!じゃあ、この曲は全員ソロ弾くって事で!!3回しで決定ですね!!」と見つかってしまいました(笑)。

その後、全員がソロをとる事となり「いや〜いいですね!!オモロイ!!」と盛り上がり、その日同じ曲を合計4回演奏しました。

 
毎回驚きの連続のリハですが、こんなやり取りがあったこの日はメンバー同士の距離がグッと近くなったような気がしました。こんな風にしてバンドは固まっていくんですね。
僕も捨て身で参加出来て、非常に楽しかったです(僕もレッスンで生徒さんに無茶振りしてみよっかな(笑)!?)。

 

それにしても相変わらず皆さん素晴らしい演奏で、更にこんな至らない僕を受け入れて下さるいい人達で、僕にとっては身に余る貴重な経験です。有難い限りです。そんな人達とご一緒させて頂けるご縁に本当に感謝しています。

あらゆる面での勉強不足を思い知らされる最近ですが、ピヨりながらも前進して行きたいと思います!!!!