音楽について140。
- 2019年11月16日
- カテゴリー:ブログ
本日は「音楽について。」です。
さて、そろそろ先月末のライブやそれまでの半年間について少しずつ振り返って行きたいと思います。
10年ぶり且つ初めてのインストバンドでのライブ。とても貴重な学びを得る経験でした。
メンバーが信頼出来る方々なので、死ぬ程の緊張はしなかったのですが、本番ならではの空気感で自我が崩壊して大迷惑をかけぬよう、目的を一つに絞って臨みました。〝全てはお客様の為にone for all。テーマは『精神力!!』〟
それでは僕の精神の闘いの様子………………いや、違う。当日の演奏をご覧下さい。
「precious time」です。どうぞ!!
途中で画面横向きになってすみません………。
いや〜〜〜イイ曲ですね!!
『お早うございます。◯月◯日、時刻は朝7時を周りました◯◯の時間です!!はじめに気になるお天気からお伝え致します。』と、朝の情報番組でかかりそうな爽やかなお洒落ナンバーです(笑)。
この曲についてエピソードを。
冒頭、リーダーの鳥垣さんが曲紹介で言っている通り、リードギターの庄司さんのオリジナル曲なんです。なんでも寝ている時にメロディーが浮かんできて、起きて急いで譜面に起こしたそうです(なんじゃい!!そのアーティスティックなメイキング秘話は!!僕も生涯1度くらい体験してみたいもんだ)。
バンドが始まって3回目くらいのリハの時、まだこの頃はバンドの方向性がフワフワしていて合わせる曲も毎回変わったり増えたりしていた頃ですが、そんな折、『僕、インストのオリジナルは1曲だけあるんですけど、やってみませんか?』と提案して下さいました。
1回目に合わせた時は先程の動画の尺ではなく、最後のスーパーギターソロのセクションが無かったんです。というのも、間奏のギターソロのセクションを『弾く?』と尋ねられた時に「弾きません!」と僕が断ってしまい(だってそんなプレシャスな曲を僕なんかがアドリブをとるのは恐れ多かったんだもん!!)、メロディーも間奏も同じ人が弾いた後でもう一回ソロというのは多いから、最後のソロは無しという事になり短かったのです。
しかし、その日のリハが終わった時からしばらく僕は自問自答していました。
「このままでいいのか…………?自分が間奏を弾けば最後にポージーさんが暴れられるのに、そしたら只でさえ良い曲がもっと良い音楽になるのに、自分がそれを台無しにしてしまっているのではないか?最初、バンドへの参加をお断りしようか悩んだ時、素晴らしいミュージシャンの皆さんの音楽の邪魔をしたくないからというのが一番にあったけど、結果そうなってしまっているのではないか?………………う〜〜〜ん…………………迷ってはみたものの最初から答えは出ているか……………。」
そんな葛藤の末、ありったけの勇気と男気を振り絞ってその次のリハから弾かせて頂く事を決断しました。
先ずは1回目でポージーさんが弾いていたソロをコピーするところから始めて、本番ではなるべく説得力のある内容になるようにメロディーを作っていたのですが、ライブでは予想通り吹っ飛びましたね(笑)。そこは精神力!!アドリブモードに切り替えて全力でお茶を濁しました。
しかし、ギター二人の表情の対比が凄い…………能面で弾く僕に対してポージーさん思いっきり顔で弾いてらっしゃる。やっぱりギタリストはそうでなくちゃ!!テーマが精神力の僕にはとても真似出来ませんが見習って行かなくちゃいけないですね!!
能面ギタリストの僕にとってもプレシャスな経験でした(笑)!!!!