レッスン内容紹介23。

  • 2020年03月10日
  • カテゴリー:ブログ

本日は「レッスン内容紹介。」です。

最近は新型コロナウイルスの影響で世間話をしても最後は暗い気持ちになってしまいますよね………この先どうなってしまうのか不安はありますが、いつだって目の前のやるべき事をやるだけです!!僕も頑張っていく所存ですがグリエンに通ってくれている若者も頑張ってくれています!!

今回は満を持して久し振りに真打ち・小6エレキ少年の登場です!!
「Re Make」(ONE OK ROCK)です。それではカマしてもらいましょう!!

気合い入ってます(笑)!!

いや〜ホントよく頑張ったと思います。

この曲で身につけて欲しかった技術は、ブリッジミュートしてダウンピッキングのみでロック感のある8ビートのバッキング・オクターブ奏法・3連符のハンマリング・スウィープ…………と盛り沢山!

初めて取り組むそれらをこのテンポでとなると、少年には未だ経験した事のない挫折感を味わってもらう事になるだろうと思ってましたが、年齢的にも生意気になってくるお年頃なので(実際その兆候は僕の目にも写っていました)、人として成長する上でも今後のギター人生を考える上でも、大事な時期でこの試練を越える事には大きな価値があると思い、彼を信じて長期戦に挑みました。

全てのテクニックをゆっくりのテンポから、ソロに関しては3連符ですがテンポが早い(しかもスウィープもある)ので6連符のフィーリングもあった方が良いです。それを開放弦で何ヶ月も訓練して仕上げていきました。

兎に角、ロックはビートが命!見てくれの速さに逃げる事は許さん!
何となく速いフレーズを適当に弾いて『俺は弾けますよ〜。』アピールしても全部無視!!力とは相応の負荷に耐えてこそ身につくもの。後半の詰めの段階は「ソロが多少、形になったくらいで調子に乗ったらイカンよ。ギタリストは1曲のうち殆どの時間はバッキングしているんだから、そのビートがダサいなら和音だけ出してリズムは刻まないほうがバンドの為だからね。」とか「そんなに落ち込む事はないよ。弾けていると思っていたなら、その認識が間違っていただけさ。それ自体、君の慢心が引き起こした事で自滅しているね。慢心は敵だ。受け入れて努力すれば必ず出来る。全ては君次第だ。」とか、ほぼ精神力の鍛錬でしたね(笑)。

本当に色々ありました。彼も言いたい事は沢山あったんでしょうね。それが態度に出て、不貞腐れて話を聞かない彼に「君が先生の事を尊敬していない事はよく分かったよ。辞めれば?先生より上手な人は沢山いる。そういう人に習えばいいよ。その価値が今の君にあるかどうかは疑問だけどね。」などと怒ったりした日なんかは、そんな厳しい事をを言わなければ彼を牽引出来ない自分の未熟さに心が折れかけました。

そんなこんなでオッサンと少年の奮闘の日々を最後は形にしてくれた小6エレキ少年。カッコいいじゃないか!
弾き終わった後、いい顔してますもんね!それが見られただけでも僕は嬉しいです。若者が未来を切り拓こうとする姿はいつだって何よりも美しく尊いと思います。最後まで頑張ってくれた彼には感謝ですね。

(この日の帰りに「よし、今日は頑張ったからハイチュウやるよ。はい、メロン味。」と渡したら、『やったー!!ありがとうございます(ペコーーーッ)!!!!』とこちらがびっくりするような喜びようの彼を見て、あ〜そうか。本当に辛かったんだな…………気付かなくてゴメン…………と反省しました。)

これからも色々ある事と思いますが、若者に負けないよう自分のやるべき事をやっていきたいと思います!!!!