音楽について157。

  • 2021年02月23日
  • カテゴリー:ブログ

本日は「音楽について。」です。

おっと!気がつけば2月もあと5日で終わりではないですか!?ということは毎年恒例84連勤も2/3が終わろうとしていると言うわけでギャグをかます余裕は無さそうですので、最近レッスンを通して学んだ真面目な話でもしましょう。

当たり前の事ですが、「練習」とは「上達」する為にするものですよね。イメージしている事(やろうとしている事)と実際に弾いている内容を一致させる為の努力であると。その為には先ず最初にイメージして、そして上手くいかない部分の原因を理解して修正し、理想と現実のギャップを無くしていく事。コレこそが「練習」というものだと考えます。

つまり、イメージしていなかったり、その事やギャップを受け止めなかったり原因や改善点を理解せずに漫然と反復の作業を繰り返していても、それは「練習」とは言えないのです。当然その先に「上達」はないという事になると思います。重要なのは少しでもイイからイメージした理想に近づく事。そういう努力をする事。

得てしてそう考えられなくなる原因は、「出来た出来ない」にこだわり過ぎてしまうからのようです。もっと言えばその事に気づけないでいるからです。この考え方を正せるか否かが上達できるか出来ないかの分かれ目です。才能や弾いている時間は関係なく、そういう考え方が出来るかどうかで未来は決まってしまうというのが現実ではないでしょうか。

少々ストイック過ぎると思われるかも知れないので、こういう事にしませんか?「練習している時は出来なくてもイイ!!理解して修正する。少しでも手応えを感じられればOK!!その過程を楽しもう!!」と。僕はそのくらい開き直ったほうが楽しめるし、結果も明るい未来になると思っています。

そもそも演奏している時に「出来るかどうか」なんて考えている人はいないのではないでしょうか?ただ一生懸命その曲と向き合っているだけですよ。

じゃ、ここらで僕なりに必死こいて向き合っている姿(バンドはカッコイイですよ!!)をお見せしてしまいましょうか。
それでは「LUSH HOUR」(Yellowjackets)です。どうぞ!!

激ムズ!!!!何も出来ん!!
この日のライブのラストに演奏したのですが精神的にも体力的にも疲弊している状態でこれはキツかった…………。頭の中真っ白になって集中力の糸が切れぬよう必死こいて手繰り寄せながら音を紡ぐ戦いでした。

バッキングするだけでも小節の頭さえ見失いそうになるこの曲が候補に上がった時、まさかハモりパートとアドリブも弾く事など不可能だと思っていましたが、そこまで追い詰められた時、先の考えを鉄の意志で貫こうと決めたのです。

—————————出来るかどうかなんて考えても仕方ない。当日までただひたすら積み上げよう。

演奏中は技術面よりも精神面に意識を全集中していましたね。自らが崩壊してしまわぬように(笑)。
まだまだ全然未熟ですが、自分の至らなさを知り限界まで追い込まれる経験をさせて頂けて良かったです。

そして戦いは続くのです。(一応告知させて頂きます。)89FDC695-99F3-44A1-8D43-7546DF5AF1E8

今回は感染拡大予防の観点から時間を短縮して休憩なしのワンステージです(60連勤目に1時間15分ぶっ続けで立って演奏したら多分ぶっ壊れちまうんでしょうね……………笑)。

先ずは僕が一生懸命戦ってきます。後にそこで学んだ事をグリエンに通って頂いている生徒さんのお役に立てられるようにレッスンに落とし込んで行けるように精進致します。だから皆さんも一緒に頑張って行きましょう!!!!